『日本百名山』(にほんひゃくめいざん)は、小説家、随筆家の深田久弥の著した山岳随筆
本著は文筆家で登山家でもあった本人が、実際に登頂した日本の各地の山から自身が定めた基準で、100座を選んだ。
この「日本百名山」は登山ブームにより登山愛好家にとっては目標的存在にもなったが、一方では何が何でも100の山に登るんだという数的志向や観光気分で軽装で山に入っての怪我や遭難する中高年の登山者も増えていった。
これに対し、「新日本百名山」の選定も近年行われた。
「無名山塾」を主宰する岩崎元郎氏はその状況を見たときに、頂上を目指すだけの山登りでなく、山歩きそのものを楽しみ、また健康のために山を歩く必要性を実感し、これからの中高年に強く説いていかなければと考えるようになりました。「新日本百名山」はそうした背景から2004年に生まれた。誰でもアプローチしやすいように、全都道府県から選ばれ、誰でも楽しめるように数百メートルの山もピックアップされています。頂上だけが山ではなく、山に行くまでのアプローチの植物や風景、山歩き後の温泉などを含め、『トータルで山と関わって行こう』というのが「新日本百名山」を作った岩崎氏のメッセージである。
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