宿泊施設・山小屋(ヒュッテ)・避難小屋
(千葉県の君津市にある「亀山山荘」。周囲は大自然が広がっている)
山の楽しみの一つには、その大自然に触れる機会を持つことが出来ることです。人気の登山コースには宿泊施設や山小屋が設けられていることがあるので、予め確認しておくとよいでしょう。満天の星空や虫の音色は、都会とはまったく違う、大自然の贅沢は雰囲気に親しめる時間でもあるのです。
ただ、料金を支払って泊まる宿泊施設と違って、山小屋は多くの人が共同で使用することになるため、お互い譲り合いの気持ちを持つようにしましょう。そうすれば、これまでよりも登山が何倍にも楽しむことが出来ます。
宿泊施設で、登山によく利用されるものには、「山荘」があげられるでしょう。経営は様々ですが、気軽に低料金で素泊まりで宿泊できるのが大きなメリットの一つです。また、布団などの寝具や歯ブラシなども用意されていることが多いので、非常に便利です。宿泊費は大体3千円から4千円程度で、安いところだと2千円台のところもあるようです。
もし、登山の予定が確定しなくても、山荘の管理人に予め連絡をしておくほうがよいでしょう。そうすれば、もし多少予定がずれ込んだとしても、対応してくれることもありますし、お互いに信頼関係も生まれます。山荘などの登山の宿泊施設の管理人はざっくばらんで融通を利かせてくれることが多いので、しっかりとあなた自身も誠意が伝わるような対応を心がけることで、その時間を楽しく有意義に使うことができるでしょう。
山小屋の場合は、共同の利用施設ということがあるので、もし、他の利用者がいたのであれば、お互いに気を使う心遣いを忘れないようにしてください。中には、山小屋に宿泊して、浴衣やお風呂を求める都会の登山者もいるということです。お金さえ払えばなんでも用意されているという感覚を持たないように注意してください。山小屋は基本的に、宿泊する最低限の設備しか用意されていないことがほとんどなので、お互いに譲り合う精神が非常に大切です。
また、その雰囲気に溶け込んでしまうような、心のおおらかさを持つようにしたい。ベテランの登山者の中には、山小屋に行くことを、ふるい友人の家に遊びに行くかのような気持ちになって訪れる人もいるという。そのような人は、山小屋の管理人にはがきなど小さな連絡を絶やさないようにしている。ちょっとした気遣いを持つことで、お互いの信頼関係はぐっと深まることであろう。
この記事へのコメントはありません。