登山をする上でのマナーについて知ろう、山はみんなの物、マナーを守って楽しい登山

富士山が世界遺産になれなかったのは、その残されたゴミの量という話は有名です。
登山家のモラルが問われています。必要最低限のマナーを守り日本の豊かな自然を守るとともに、他の登山家の方に迷惑をかけない様心がけましょう。

登山時に気をつけたい最低限のマナー

ゴミの持ち帰り

登山人口が増えた昨今、それに比例して山中でタバコや空き缶、ペットボトル、菓子の包装などを見かけがっかりしてしまう機会も多くなってきました。
誰もが綺麗な山を望んでいる事には間違いは無いでしょうが、ゴミは着実に増えつつあります。自分のゴミは必ず自分で持ち帰るという事は登山の大原則。
特に最近の包装類はプラスチックスやアルミ箔が多用されており、何時まで経っても分解されません。
また、自然に返ると思われがちのティッシュペーパーも分解されにくい繊維で作られています。
みかんの皮など果物・野菜の屑も、自然の浄化作用で土に戻っていく訳ですが、短期的には腐敗して異臭を放ったり、野生動物がそれを目当てに出没し、場合によっては生態系に異常を来たすこともあります。
いずれ自然に返るものと言えど自分のゴミは必ず持ち帰るようにいたしましょう。

タバコのポイ捨て

愛煙家の方は登山の道中、もしくは踏破達成のおり、一服するのを何より楽しみにしている方も覆いかと思います。最近ではTVで喫煙マナー啓発のCMも流れ、喫煙者のマナーもだいぶ向上してきましたが、それでも目に付くタバコの吸殻。街中でも山でももちろん絶対にいけない事ですが、特に山では捨てた吸殻ゴミを探して拾うのも一苦労。それに山には市の清掃員の方がいるわけではありません。
タバコのフィルターは、自然には分解されません。また、雷鳥などの野生動物が餌と間違えて食べて死に至る危険性もあります。
愛煙家の方は必ず携帯灰皿を持参し、吸殻は下界まで持ち帰るようにしましょう。

山中での過剰な飲酒

山頂に到達し格別な景色の元、昼食にビールや酎ハイ、ウィスキーを飲みわいわいやるのはそれまでの疲れが一瞬にして吹き飛びまさに至福の一瞬。これを楽しみにしてる登山家の方も多い事でしょう。
ただこれも適量に限った話。ついつい下山の事や他者への配慮をわすれ深酒してしまうケースが多々あります。ただでさえ下りは登りよりも危険が増します。飲酒後は判断が鈍り、行動も鈍り、ふらついた足取りで滑落などしようものならせっかくの楽しい登山が一瞬にして取り返しのつかない状況に追い込まれかねません。飲酒は少量にとどめ、下山後に思う存分お酒を飲みましょう。

山中での植物採取

現在、高山植物などを目的に登山をする人が多くなり、その貴重な資源が失われることが問題になっています。野に咲く一輪の花の美しさに惹かれて、持ち帰ることをとがめる人はいないでしょうが、高山植物を持ち帰ることが目的になった登山というのは、いささかモラルの問題もあります。
もちろん、天然記念物に指定されている高山植物などは、そもそも持ち帰ることは禁止されている対象であり、法律で罰則の規程もされています。ですが、現状ではそれでもそのような商業行為を目的とした登山が後を絶たない現状であるといいます。
本当に我々に大切な資源を守っていき、後世に残していくためにも、登山者一人ひとりがしっかりとルールやモラルを持って登山を楽しむことです。むやみに山の植物を持ち帰るようなことをしないのは、一つのマナーということが出来るでしょう。
また、植物に詳しい人がいたり、山菜などを天然で十分にあるものであれば、自分が楽しむ程度に持ち帰ることは問題ないでしょう。しっかりと自分の中で、山の資源に対する一線を引いて、登山を楽しむことがこれからも美しい山を守っていくことにつながるということを覚えておいてください。

登り優先

登山のルールで、もし下山する登山者と登りの登山者が出会ったときは、登りの登山者に道を譲るというルールがあります。このようなルールが出来た背景には、登りの方が、下りよりも大変なため、登りの人を一旦でも待ってもらうのは忍びないという心遣いがあるのかもしれません。また、登山では互いに譲り合うことが非常に重要です。
登山では、登山者同士が出会ったときは「こんにちは」「お疲れ様」「後、もうちょっとですよ」などと声を掛け合うことも大切なことです。先に下山する人は、もし何か気づいた点などがあれば伝えてあげるのもよいでしょう。実は、ちょっとした声の掛け合いやふれあいが心を温かくしてくれるでしょう。
ただし、どんなときも登りが優先であるかというと、そうではありません。岩の露出している鎖場やはしごなど、危険箇所では「下り優先」がよい場合もあります。互いに譲り合う精神がお互い気持ちよく登山を楽しむルールだということを覚えておいてください。また、登山者同士がコミュニケーションを取って、お互いの意思を確認しあうことで、どのような行動を取ればよいのか自然と分かることでしょう。

山のトイレ問題

山の登山で気をつけなければならないことの一つには、トイレの問題があります。これは出来る限り登山に入る前に済ましておきたいところですが、どうしても我慢できなくなったら、木陰などで用を足すようにしてください。また、予め休憩地点や山小屋などを確認しておき、トイレの場所を確保しておけば、このような問題に遭遇することはないでしょう。
また、トイレ以外で、用を足すときに気をつけてほしいのが、山の環境を汚さないようにすることです。どうしても、普段の習慣でいると、トイレットペーパーやビニールなどをそのまま置き去りにしてしまうことがあるようです。ですが、ビニールなどは、自然に消滅するには非常に長い時間が掛かりますし、環境を損ねることにつながります。そのようなことがないように、予め袋などを用意して、使用したトイレットペーパーなどは持ち帰るように心がけてください。しっかりと登山のエチケットを守ることで、お互いに気持ちよくこれからも楽しむことが出来ます。

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