山に生えている食べれる植物

食べれる植物

(山に自生するキノコ。食べられるかどうかを見分けれるようになりたい)

山に入ったら、実は春から秋にかけては、山菜が山道ではちらほら見かけることが出来ます。ですが、これも調理法を知っている人で、山菜と雑草の見分けがつかなければ、せっかくの山菜も無駄になってしまいます。登山の初心者には難しいかもしれませんが、ベテランの人になると、山菜を見分けることが出来るようになるといいます。また、山小屋の管理人の中には山菜に詳しい人もいるので、教えてもらうとよいでしょう。
現在はスーパーでも見かけることの多くなった「フキノトウ」は香りが高く、独特の苦味を持った春一番の山菜です。一番の旬はまだ、フキノトウの花が開く前で、雪解けの本当の春先のフキノトウは非常に柔らかく人気があります。軽くゆでて、灰汁を抜けば、登山のビバークでも調理することが可能です。味付けは、酢味噌や、塩茹でにして食べることも出来ます。また、「フキ」も山菜の一つですが、なかなか登山の最中には味付けが難しいので、調理することは出来ないかもしれません。ただ、「フキ」も山菜の中では根強い人気があるので、興味があれば、山菜の調理方法を聞いて、持ち帰ってみるのもよいでしょう。

「タラの芽」は山菜の中でも非常に人気がある食べ物の一つです。タラの芽も春先に見られる山菜の一つですが、とげが非常に多いために、なかなか手に出しづらい食物の一つということがいえるでしょう。てんぷらとして食べ方に非常に人気があり、最近では高級料亭でも見かけるようになった食材のひとつです。登山では自然と見かけることもあるでしょう。バラのようなとげがびっしりと枝についているので、採取するときは、手にとげが刺さらないように手袋などをしてください。山の中で調理するときには、ゆでてあく抜きをして、塩味や味噌などで食べると新鮮な春の香りを感じることが出来るでしょう。

また、シダ植物の仲間で、山菜に挙げられている「コゴミ」があります。知っている人であれば、すぐに見つけることが出来る山菜の一つです。ゆでると灰汁が抜けるので、削り節にしょうゆをかけて食べる方法などがあります。そのまま油でいためて食べることも出来るのでお勧めの山菜の一つです。
「ノアザミ」は、タラの芽のように、枝にとげがあるので、登山中にはちょっと危険な植物ですが、てんぷらにすると苦味があって、非常に味わい深い山菜のひとつです。まず、知らない人は見逃してしまいそうな山菜の一つなので、知っていれば、おいしく食べることが出来るでしょう。
「クレソン」は、ステーキなどの付け合せで良く使われる野菜の一つです。すすいだだけで食べられるので人気がある山菜の一つということが言えるでしょう。知っていれば、すぐに見分けることが出来るようになります。サラダとして食べてもおいしいもののひとつで、辛味がアクセントとなっています。
また、山道で発見できる果物の中には、アケビ、野いちご、山ブドウ、グミの実などがあります。どれも自然の味わいで、普段私たちが食べるような強烈な甘さは持っていませんが、非常に懐かしく、優しい味わいが自然に溶け込んでいる瞬間を感じさせてくれるでしょう。それに、歩きながら何気なく見つけれて食べられるのも大きな魅力です。自然な味わいがきっと、あなたを癒してくれるはずです。
また、山には他にも天然の果実があり、それは昔から果実酒に使われてきました。サルナシ酒、マタタビ酒、ヤマボウシ酒、ナナカマド酒などがあります。これらの果実酒は作り方さえ知っていれば、簡単に作れるというお手軽なものです。まず、採取した果実の汚れを十分に落とし、水気をよくとってください。そして、焼酎の甲類などで度数が40度など高いものか、ウォッカなどの蒸留酒を果実の三倍入れ、氷砂糖を果実の三分の一程度れ増す。そして、約二ヶ月程度付けておき、その後光の当たらない涼しい場所に二ヶ月程度保存すれば完成です。果実酒はそれぞれに、実に優雅な味わいが楽しめるので、登山に行ったときには、是非注意してよく見てみてください。
ただ、これらの採取に当たっては、許可されていない地域もあるので、事前に確認が必要です。国立公園や国定公園では、基本的に自然保護のために採取が禁止となっています。また、秋になればキノコのシーズンとなりますが、これはある程度熟練して見分けられるようになることが必要です。しいたけやまいたけなどの、山の恵みを十分に楽しむというのも一つの方法でしょう。意外と、よく注意してみると、キノコも見つけることが出来るので、登山の楽しみの一つにしてみるのも良いでしょう。ただ、山菜取りに夢中になってしまうと、予定の道から外れてしまって迷子になってしまうことがあります。来た道をしっかりと把握するようにしておいてください。また、あまり山菜を取りすぎると来シーズンに見られなくなります。自分で楽しむ分の少量に留めておくことを忘れないようにしてください。

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